「ビッグモーター」前副社長自宅に警視庁家宅捜索

日テレが「ビッグモーター」前副社長自宅に警視庁などが家宅捜索 街路樹問題で器物損壊の疑いの報道

中古車販売大手ビッグモーターは、2022年8月に、自動車保険の保険金水増し請求問題が発覚した。その後、街路樹枯れ問題も発覚し、経営陣への責任追及が高まっている。

「ビッグモーター」前副社長自宅に警視庁家宅捜索
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ビックモーター

保険金水増し請求問題では、ビッグモーターの店舗で発生した事故の修理費用を水増しし、保険会社から多額の保険金を不正に受け取っていた疑いがもたれている。街路樹枯れ問題では、ビッグモーター店舗前で街路樹が枯れる被害が確認されたが、その原因として、ビッグモーターが店舗前で除草剤を散布していた疑いが浮上している。

ビッグモーターは、両問題で経営陣の責任を認め、代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)や副社長など計12人を解任した。しかし、経営陣への責任追及は収まらず、警視庁は、兼重宏一前副社長を器物損壊の疑いで逮捕した。

ビッグモーター問題は、中古車業界の信頼を大きく損ねた。今後、経営陣の責任がどのように追及されるのか、業界全体の再発防止策がどのように進められるのか、注目が集まってた。

「ビッグモーター」の店舗前で街路樹が枯れるなどしているのが確認された問題で、警視庁などが兼重宏一前副社長の自宅などに家宅捜索に入っていたことがわかりました。警視庁は、押収した資料などから本社から店舗に対して指示があったかなどについて調べていましたが、その後の捜査関係者への取材で、15日、警視庁と神奈川県警が都内にある兼重宏一前副社長の自宅など、数か所に器物損壊の疑いで家宅捜索を行っていたことがわかりました。 警視庁などは、引き続き、指示系統などについて調べています。